去る4月27日に、5回生の宮嶋政穂さんと14回生のすぎうらよしこさんの絵画作品が母校に展示されました。
宮嶋さんの作品は「Nirvana Japan 2014 12 2」、 絵具を「吹き、消す」技法で、濡らしたキャンバスに絵具を吹き付け、湿った布で拭き消す方法で図柄を描いてきましたが、今回の新作は「消す事を、絵具を拭き消すのではなく、「銀箔で覆う」方法に替えています。アルミ箔と銀箔で図柄を部分的に消していますので、年月が経つと酸化により銀箔の部分は黒に近い玉虫色に、アルミ箔の部分は白に、徐々に変化していくでしょう。
すぎうらよしこさんの作品は「豊丘の希望」 この作品は、お世話になった豊丘高校に、感謝の気持ちを込めて、描いた作品です。手に持っているのは豊丘の校舎、黄色は温かな心模様を、鳥は幸せや平和を表しています。画材は、紙(イラストレーションボード)とアクリルガッシュです。 (詳しい人物紹介は活躍する同窓生をご覧ください。)
当日は新任の本多校長先生(11回生)と河合教頭先生(9回生)に受け取って頂きました。 それでは、本多校長先生からのお礼のメッセージです。 「この度は、5回生の宮嶋様、ならびに14回生の杉浦様に、本校始まって以来の卒業生の方から作品を展示させて頂くという事で、学校を代表してお礼を言いたいと思います。 まず、生徒に見てもらう為、校長室前の廊下に暫くの期間展示せていただいて、その後校長室に移させていただく予定ですので、卒業生の方も母校にお越しの際にはご覧に頂ければ幸いです。 日頃から生徒に言っていることですが、学校の品格には、学校の風景、生徒の身だしなみ、進路(達成感)、学校行事と部活動の5つの柱があります。私が気持ちとして大事にしているのは、学校の風景です。学校に入って見た時の見た目、緑の木々や桜の花、秋の紅葉など、またトイレの下駄が揃っているとかもその一部です。今回展示させていただく絵画は、今まで学校の風景にはありませんでした。美術部だけでなく生徒が展示された絵画を見て感性を培っていって欲しいと希望しますし、また、教育活動をする場所としてより良い風景になったのではないかと感じています。 今回この様な機会を与えてくれたことに本当に感謝しております。」
豊橋市美術博物館主催で、6月26日(火)~7月22日(日)までの約1ヶ月間開催されます。
以下、紹介文
テレビやインターネットの登場以降視覚的娯楽が多様化し、映画は郊外の複合映画館で上映されるようになっています。
しかし、かつては街のなかに数多くの映画館がありました。昭和35年には市内で12館を数え、映画はまさに娯楽の中心でした。
当館では「すりも展」で戦前の映画館を紹介しましたが、今回は戦後豊橋の映画館を、佐々木順一郎氏のコレクションを中心に紹介いたします。
ここで紹介されている佐々木さんは、5回生の同窓生です。下記映画上映会(会場:豊橋美術博物館講義室)では佐々木さんによるギャラリートークがありますので是非会場を訪れてはいかがでしょうか。
・6月30日(土)午後2時~「続二等兵物語・決戦体制の巻」
・7月1日(日)午後2時~「眠狂四郎無頼剣」
※各回定員80名、先着順となっておりますのでお早目に!
広報委員会