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影山政司さん(5回生)

株式会社 東雲座カンパニー 専務取締役
エキサイティング・シニアカーニバル実行委員長

【プロフィール】
1970年愛知大学入学、大学卒業後東京で照明操作を学び26歳で豊橋に帰郷。 1978年豊橋にて知人と豊橋初の舞台照明会社「杉浦総合舞台」を創設、約20 年間会館管理など舞台照明の仕事に従事。37歳となった1989年に杉浦総合舞 台を退社、舞台照明の新会社「プロジェクトQ」を創設。 2008年、音響会社と合併し「東雲座カンパニー」創設。 今年2013年よりイベント事業部チーフとして、プロデュース・企画・運営を手がけている。

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【芸術を教えてくれた恩師】
小学校の頃、担任の山口先生は美術に優れた先生でした。確かその新川小学校の先生が豊橋まつりの造 形パラダイスを立ち上げ、手伝わされた事を覚えています。先生はいろんな工夫をして作れと教えてく れました、廃材でいろいろな物を工夫して作るのが面白くて、昔のフィルムの芯を集めてケーブルカー を作ったりとかしました。また、絵を描くのも好きで、動物園に行って水彩画を描き、絵画コンクール で入選して賞品でランドセルをもらった事がありました。自分が描いた物が評価されて物がもらえる、 全てが面白いと感じられたので、絵を描くのが好きになっていきました。

【演劇の世界へ】
子供の頃から本を読むのが好きだったのですが、高校になって友達に純文学(大江健三郎)の本を紹介 されて読み始めたら面白くなって良く本を読んでいました。また、友人が演劇部だったので応援に観に 行って、芝居って面白いと思ったのが演劇との出会いです。 高校を卒業して大学入学、演劇研究会に入りました。その頃、豊橋市公会堂を1週間借りてのアマチュ アのミュージカル「オーバーゼアー」をやろうという話があり参加しました。

【照明の世界へ】
豊橋でのミュージカルに参加した時にお世話になった人が東京で照明をやって いて、手伝いに来いって言ってくれて東京へ行きました。そして、その人に付 いてあちこちで照明の仕事をしました。その後柴田恭平さんが所属した東京キ ッドブラザーズやミスタースリムカンパニーなどの劇団の照明をやっていまし た。また、その現場で知り合った照明さんとフリーで集まって、美空ひばり、 加山雄三やキャンディーズのステージ照明の仕事をお手伝い程度ですが経験す る機会にも恵まれました。

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【豊橋に戻って】
26歳の時豊橋に帰って来たのですが、豊橋にはそういった舞台照明をする会社が無かったので、芝居 をやっている人と一緒に杉浦総合舞台をいう会社を創りました。その頃は豊橋勤労福祉会館(現アイプ ラザ)ができたばかりで、他に豊橋文化会館などのの管理を請け負ったりしていました。

【第2の転機】
その後、20年続けて会社の規模が大きくなると、しだいに自分のやりたい事が出来なくなってきたと 感じて退社。自分の出したい明かりを追及するために、37歳になった平成元年に新しくかみさんと二 人でプロジェクトQを立ち上げました。僕らの仕事は1,2,3と決められたようにやれば出来る事でもあ るんですが、これでは誰にでもできる事です。目的はお客さんに満足してもらう事で、3,2,1や4,5,6と やって良い舞台を作りたいと思っていたんです。お客さんのこうしたいという声に、プランナーとして はこうすればもっと良くなりますよって言ってあげたい。でも会社は余分な事はするな経費がかさむと 言います。とにかく利益は薄くなるがお客様に満足してもらえる仕事をしたいと思ったんです。 ただその日に辞めるといって出てしまったので無一文状態でのスタートとなってしまいました。ですか ら最初はこじんまりとしたセットを用意して、頼まれた仕事をこなしていって、1年後には器材が2倍、 2年後にはまたその2倍と増えて行きました。評価される仕事をしていったので、その仕事を見た人が 今度うちの仕事をやってと言ってくれて仕事が増えていきました。結果、自分の目指した方向は間違っ ていなかったと証明されたと感じました。豊橋にいて3人ぐらいの小さい会社なのに、やった人が繋が って、その当時が一番、富山、北陸、大阪、茨城、埼玉などからも声が掛かったので面白かったです。

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【プロデュース業を始める】
持っていた分野を持ち寄り、平成20年に東雲座カンパニーを設立。 今では従業員数30数名、年商2億数千万円。事業内容は照明・音響 などの下請け業務が多かったですが、事業拡大を目的に、2013年か らイベントプロデュース業を開始。興業の宣伝、チケット販売、広告 取りなどの一式を行うようになりました。 しかし、イベント事業は必ず設定枚数のチケットが販売できる訳ではありません。あえてリスクを冒し ても、チケット販売が上手く行けば、売上-経費(固定部分)+広告収益が利益とする事ができます。 しなし、初めての試みなので、色々な失敗や苦労があります。また、今まで抱えていた仕事もしている ので、思う様にはなかなか進みません。

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【これから目指すものは】
100kgの物を動かすという体力的な事ではなく、人を動かして考える事、発想 する事だから続けていく事ができます。でも、人に楽しんでもらうためには、 常に発想を磨かなければならないと思っています。仕事の影響なのか、この年 になっても感動や好奇心を持ち続けられていると感じています。 また、仕事でもらった縁により多くの人との出会いがあります。この出会った 人達に働き掛けることで、また何か新しい事を生み出す事ができないだろうか と日々模索しています。そこでしか知合えない人と出会うのが人生、プロデュ ースは多くの人の助けが必要になってきます。必要になった時に思い出すのは、 知らない人間にはお願いできないので、同窓生とか同級生との繋がりで話がスムーズにいってくれるの で助かっています。また、困った時も今まで出会った人との縁に助けられています。特に豊丘高校の同 級生に「ちょっと助けてくれや」と言うと、皆が「影山が困っているらしい」と同級生に声をかけてく れて、それじゃあ助けようと言う事になり、忘れていた同級生から電話がかかって来て、「おまえ大変 らしいな、話してみろよ。」と助けてくれました。 生まれたのが豊橋で、豊橋を中心に仕事をしてきたので、豊橋を軸に、「本当に楽しむ事が出来ない人 を集めて、いかに集めて楽しめるようにするか」、という面白さを追及して生涯に渡り仕事をして行き たいと思います。

【取材を振り返って】
芸術の世界に身を置いているのは、子供の頃出逢った先生の影響が大きいのだと感じました。また、豊橋で 2度も会社を立ち上げ成長させて来ました。このバイタリティーには本当にスゴイと感じました。取材中 に魅せる影山さんの夢を見る子供の笑顔の様な表情がとても印象的で、まだまだ私たちを飽きさせない、 いえ、私たちを驚かし感動させてくれる仕事を見せてくれると期待します。
                                           (17回生 加藤卓宏)






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