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近藤祐司さん(30回生)

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【プロフィール】
高校卒業後、名古屋学院大学に進学。
有限会社豊橋ボタニカルガーデン 代表取締役社長
HANAイノベーション株式会社 代表取締役社長
花男子プロジェクト 代表

【小中学校時代】
小学校の頃は好奇心旺盛ないわゆるやんちゃ坊主でした。ドブ川をみんなで飛び越えようってチャレンジをしてしまって、僕だけ越えられなくて、ズボッ!と落ちて、母にド叱られたことがあります。
中学時代は普通でした。生徒会や学級委員とかも無縁で、部活も入部していましたがスタメンになるでもなく、普通。勉強の方は定期テストだけはすごくやりましたね。短期集中型。
あとは補助科目が得意でした。思えば小学校の頃から写生大会はずっと金賞とか。裏付けはないのですけど、子どもの頃から花を見ている人って色彩感覚がすごく養われるみたいですね。自宅が花屋で店が遊び場だったので、美術とか技術とかが好きで得意だったのはそんな影響があったのかもしれないです。ただあまり努力家ではなかったので、その道を極めようって意識はなくて。やっぱり好奇心の方が強くて新しいもの新しいもの…という意識が強かったですね。

【高校時代】
豊丘を選んだのは、まずは地元校区(牟呂)から出たいという気持ちがいちばんでした。母親の実家が駅前で、小さい頃から週末によく遊びに行っていて。地元校区とくらべるとやっぱり華やかだし、ファッションも好きでした。でも地元校区ではファッションの話とか、派手好きが少なかったと思います。だから駅前を主軸に行動出来る高校に行きたいって思っていましたね。あ、もちろん今は地元校区が大好きですよ!
高校時代は友達と古着屋に行ったりレコード屋さんに行ったり新しいお店が出来るとチェックしに行って。学校が終わってからのその時間が楽しかったです。価値感の合う友達が嬉しくて。今でもいちばん仲が良いのは高校時代の仲間ですね。
印象深かったこととしては恩師と出会えたことですね。女性の先生なのですが、すごく生徒に熱心で干渉してくる方で、多感な時期の男の子にはそういうのを苦手に感じる人も多かったけど、僕はすごく好きで。
で、その先生に言われたのが、「あんたは器用貧乏だ!」と。
ああ、そうだな、と思って。特にそれで自分を変えようとは思わなかったけどね。
その先生とは卒業後もお会いする機会が度々あったのですが、ある時「先生、僕のことを器用貧乏って言ったこと覚えていますか?」って聞いて、付け加えて「でもこれからの時代は多様性って必要だから、器用貧乏じゃないと生きていけないのだよ」って教えたら
納得していました。
確かに今って、1つのものを修行して下積みをやって突き詰めるよりも、世の中にないものをポンと生み出せる人が成功していて。1つのものだけに集中させるよりも色んなことをやらせて、そこからミックスして新たなものを生み出せる創造力をこれからの子供たちは持っていないといけない時代に突入しちゃっている。僕は器用貧乏で良かったなと今では思っています。「器用貧乏であれ」って本を出した方かいいのかなww

【高校卒業後】
大学時代、遊びまくりましたね。
大学は瀬戸市の山奥のてっぺんにあって朝5時に家を出て通っていましたが、その時もなんで通ったかって、名古屋の栄で遊びたくて。わざわざ栄経由の路線を選んでいました。
大学卒業後、家を継ぐことは決まっていたので、まずは父親から言われた東京の同業の仲卸の会社へ修行に…となったのですが、入って半年で家庭の事情で戻って来いってことになって、それからはずっとうちの会社に。29歳で社長になりました。
父親は花屋で小売りと卸と両軸で経営していましたが、自分の代に替わった時に仲卸だけにして、小売りをやめる方針に変えました。そうすると以前より会社の体質がよくなってきて経営も面白くなってくる、でも自分の中に危機感はあって。今と同じことをやっていてはいけないのだろうなと…
ガーデニングブームもありましたが、業界自体には暗い影が来ていました。ブームの後、価格競争から価格破壊になって生産者も小売店も負のスパイラル。今のままだと10年後って、業界も世間も花なんかいらないって世の中になっちゃう!!じゃないかなって。
じゃあ、変えていくしかない!変えていこう!!って周りの人たちに声を掛けて、実は花業界は今こんな状況で、東三河は50年以上日本一の花の生産地なのに地元の人には知られていないし産業が発展してないのはおかしい、この地から面白いことを始めたいって話し合って、起ち上げたのが『花男子プロジェクト』なんです。

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【将来の目標、夢】
発信力を持った人が世の中に影響力を持つと思っていますが、一番大事なことはプロモーションであり広告や広報なのです。ガーデニングブームも始まりはメディアによる広報活動で拡まった。人や時代を動かすのはプロモーション。弊社は花業界の広告代理店になりたいなと。花の企画からイベントプロデュースもやるので、花のことはあの会社に任せるといいよねって言われるようになりたいですね。最終的には花男子プロジェクトで男性から女性にもっと気軽に、もっと言えば子供からお母さんにとか友達同士で花を贈って、日本中が笑顔になったらいいなって思います。
今、東京の色んなジャンルの人脈を作っていて、やはり東京は違う、スピード感や
クリエイティブな考え、行動力。素晴らしい方が多いです。そのエッセンスを地元や花業界に落とせたらいいなと。それをもっと飛び越えて、世界のエッセンスを取り入れてまた新しいものを生み出していきたいですね。
1つの道を極めるよりも、器用貧乏を極めたいですね!
豊丘の恩師に言われた言葉ですね!器用貧乏!!

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【在校生に向けて一言】
(器用貧乏であれ!!笑)
他人の意見も大事だけど、先ずは自分が正しいと思ったことを貫き通せる信念を持つことが大事じゃないかなと思います。
そして、これからの時代や未来を創るのはみなさんです!!
未来を創るのはいつの時代も 人の強い「想い」と「行動」です!!

【取材を終えて】
穏やかながらも熱いお話に聞き入ってしまい、取材時間がかなり延長してしまいましたが、最後までとても和やかな雰囲気の中でお付き合い下さいました。年齢が近いということもあり、高校時代の事などあちこちに脱線もしてしまいましたが、興味深いお話ばかりでとても楽しかったです。ありがとうございました。
花贈りで日本中に笑顔が咲きますように。「花男子プロジェクト」応援しています!
(29回生 長屋)